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1月某日 宮城貨物巡り その② [専用線日記]

前回の続きです。

仙台臨海を堪能した後は、石巻港駅へ向かいました。ここも仙台臨海鉄道と
同様に東日本大震災で壊滅的な状況となってしまいましたが、こちらも見事に
復旧し、以前の様に日本製紙石巻工場で生産された紙製品がここから鉄道
輸送で首都圏に輸送されています。現地に着くと以前と変わらぬ巨大な工場
建物が健在でした。
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但し、復旧する際には大幅に線路と構内の整理が行なわれた為、駅・専用線
共に以前の姿とは大きく変わっていました。
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駅舎も新しく建て直されていました。
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かつての駅舎は昭和の香りがプンプンする味のある建物でした。
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また、以前は駅構内のヤードには多数の線路が敷かれ、多くの貨車がたむろして
いるのが見られましたが、
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ヤードの多くの線路が撤去され、駅の北側の敷地が空き地になっていました。
その為、現在は空き地から駅の様子を近くで見る事が出来る様になっています。
着いた時、ラッキー!! な事にちょうど専用線のスイッチャーが列車を工場に押し
込むところでした。
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スイッチャー君(DD40A1)の姿が見えて来ました。この子を含むここに在籍して
いた3両のスイッチャーは震災時全て津波により水没し、当時廃車の危機にあり
ましたが、DD40A1とDD40A2の2両は奇跡の復活を遂げました。(個人的好き
だったもう一両のD35-2は残念ながら廃車になりました。)
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専用線の元気な姿をまた見る事が出来て本当に嬉しいです。
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専用線を行く列車の横ではJRのDE10が絶賛入換え中でした。
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駅での撮影の後は、駅・専用線入口にある釜踏切の方へ行ってみました。以前は
この踏切の辺りも多くの線路が敷かれていましたが、この近辺も大幅に整理され
ていました。向かって右側の線路が仙石線貨物支線で、左側が専用線になります。
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こちらは以前の専用線の様子です。工場に向けて数多くの枝線が伸びていて
スイッチャーによる入換えがひっきりなしに行われていました。
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また、震災以前はもう一つの専用線の七星社専用側線(写真右側の線路)もあり、
コキ車が入線している姿が見られましたが、こちらは震災復旧時に廃止になって
しまったそうです。
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しばらくするとDE10 1595が654レを牽いてやって来ました。フルコンのコキ車を
牽いてくる姿が堪りません。 ( ´∀`)
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654レが去った後は今度はDD40A1が工場内から列車を牽いて踏切の近くまで
やって来ました。以前と異なり、工場内の線路が大幅に整理されてしまった現在、
ここでスイッチャーの姿を見れるのは、工場からの引き出しと引き込み時だけの
模様で、結果として撮影チャンスは大幅に減ってしまったみたいです。それでも
専用線がこの様に復活してくれただけで十分です。
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授受線に到着すると、スイッチャーは列車を切り離して、
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踏切付近までやって来て、エンジンを切りました。次の引き込みまで小休止
するみたいです。
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いや~いい風景です^^
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ここの線路の横も現在空き地になっているので、スイッチャーに近づいて
写真を撮らせてもらいました。
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ナンバープレートの横には日本カインズ(エンジニアリング)の検査シールが
貼られていました。ここでこの子たちは震災水没後に整備を受けて奇跡の
復活を遂げました。
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製造メーカーの北陸重機の銘板も取り付けられていました。その隣にはモリヤ
産業と記載された銘板もありました。
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そんなこんなしていると、陸前山下駅方面からDE10 1197の牽く1657レが
やって来ました。お手軽撮影地ですが、貴重になって来たDE10の牽く貨レを
バリ順の光線で撮影する事が出来て良かったです^^
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また是非再訪したいものです。




【おまけ】
石巻港駅の後は日も暮れて来ましたが、陸前山王駅にも寄って見ました。
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ここは仙台臨海鉄道との接続駅で、ちょうどSD55 103が牽いて来た668レ
を切り離して仙台港駅へ帰って行くところでした。
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668レはここから852レとなり、仙台貨物ターミナルへ向かいます。
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駅のヤード奥には先日運用を離脱して、ここに疎開留置されている719系たち
の姿がありました。
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新しいと思っていたステンレス車も廃車になる時代になったのですね。
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10数年前に住んでいた時はちょうど717系や417系が引退し始めた時期で
ここに疎開留置されている姿をよく撮影に来ていました。
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時が経つのは早いものですね~ (-_- )シミジミ






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1月某日 宮城貨物巡り その① [専用線日記]

1月末に10数年ぶりに以前住んでいた事のある、宮城県の貨物巡りに遠征して
来ました。お昼前に懐かしの仙台駅に到着すると大好物の牛タンも食べずに、
レンタカーを借りて仙台臨海鉄道へ直行します^^


仙台臨港鉄道の仙台港駅に到着すると、そこには懐かしの風景が待っていました。
東日本大震災で壊滅的な状況になっている写真をネットで見たことがありますが、
ここまで復旧出来た姿をまたこの目で見る事が出来て感無量です。
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ヤードには石油タキ車と共に秋田臨海鉄道からやって来たDE65 2がいました。
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ここに入線する際に国鉄色に塗られた塗装もイイ感じにヤれて来ていて、すっかり
仙台臨海の風景に溶け込んでいました。
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この子には秋田臨海鉄道を訪問した2006年と2007年に現地で逢っていますが、
両訪問時共に検査中だったみたいで、解体中のブルーシートをまとった姿しか
撮影していないので、今回初めてまともな姿を撮影出来ました。
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当時は新潟臨海鉄道在籍時のカラーで活躍していました。
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DE65 2のキャブにはがんばろう東北のステッカーが健在でした。このカマは
震災復旧時に秋田臨海鉄道から8年間の予定で貸与されていたのですが、
2017年3月に仙台臨海鉄道に売却されたそうです。貸与期間は秋田臨海の
社紋が取り付けられていましたが、現在は仙台臨海の社紋に取り換えられて
います。
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そんなこんなしているうちに357レが単機で仙台北港駅に向かって出発して
行きました。
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DE65 2はしばらくの間、JXTGエネルギー仙台製油所 内で入換えを行ったのち、
358レで仙台港へ戻って来ます。今度はインカーブ側から撮影してみました。
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358レが通過後、列車の後を追って仙台港駅の方をのぞいてみると・・・ おっ!!
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SD55 103がいました!仙台臨海の生え抜きの機関車の唯一の生き残りで、
震災後に奇跡の復活を遂げたカマです。また元気な姿を見る事が出来て
本当にうれしいです。
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いや~懐かしいです。
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ここにはもう一機、京葉臨海鉄道から移籍したSD55 105が在籍しているのですが、
この日は写真の奥に写っているクラの中で、
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昼寝中でした。
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その後はコンテナホームの方へ行ってみました。以前は横浜本牧~仙台港間で
海上コンテナ輸送が行われていたので、多くの海上コンテナが見られましたが、
列車の輸送が終了したのちも、細々と海コン輸送が行われている様子で、少量
ですが、海コンの姿が構内にありました。
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コンテナホームの最奥部を見ると・・・ んっ!! 見慣れたコンテナがいますね。
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なんと! JFEスチールのUM27A-48000が仙台にいました。水島からはるばる
仙台までやって来ているのですね。ここでお会いできるとはビックリでした^^
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近くにはもう一個のUM27A-48000が置かれていました。また、写真のUM27Aの
奥にDE10の姿が見えたので、近くに行ってみると
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元仙台総合鉄道部のDE10 1641の姿がありました。
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2012年にDE65 2の部品取り用としてここにやって来たみたいで、スノープラウや
一部の尾灯が取り外されていたものの、全体的には原型を保った綺麗な状態です。
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回送時に貼られたと思われる注意事項の紙も貼りつけられたままでした。
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現役時代の写真を漁ってみたのですが、まともに写っているのは仙台総合鉄道部で
昼寝しているこの写真しか見つかりませんでした。
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また、近くには珍しいリーファーコンテナ給電用の電源コンテナUG15Dが大量に
積まれていました。このコンテナは現在東京(タ)~盛岡貨物(タ)間で運行されて
いる、海上コンテナ輸送列車用で使用されているコンテナなのですが、ここに
留置されているという事はリーファー(冷凍・冷蔵)コンテナの輸送自体が激減
していると言う事なのでしょうか。いずれにせよ珍しいコンテナに出会えました。
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この風景、萌えます。 ( ´∀`)
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コンテナをおなか一杯堪能した後は、仙台港駅の入口の方にも行ってみました。
構内は震災復旧時に大分整理されてスッキリとしていましたが、
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構内入口に設置されているワイヤー式の踏切は健在でした。
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一方で入口近くにあった、以前私有貨車の解体が行われていた解体線は
車止めを残して、撤去されていました。
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仙台港駅を見学したのちは、近くの仙台埠頭駅にも行ってみました。
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ここも見事に復旧されていて、この日も多数のチキ車が留置されていました。
以前と変わらぬ風景を見る事が出来てうれしいです。
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せっかく来たので、翌朝の埠頭線の運行がないかな~と写真奥の荷役線の
チキ車の様子を見てみましたが、
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残念ながらレールは載っていませんでした。
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久々の仙台臨海を堪能した後は、石巻港へ向かいました。



次回に続きます。




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1月某日 水島臨海鉄道 区間貨物 [水島臨海鉄道]

水臨にはちょこちょこ出掛けているものの、そういえばここしばらくお気に入りの
DD50君が動いているところを撮影していないな~と思い、またまた倉敷まで
出掛けて来ました。せっかくなので、この日は気合を入れて朝の軽自動車の
積み込み作業から撮影をしました。

倉敷(タ)に到着すると、すでに出荷される軽自動車がスタンバッていました。
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車はコンテナ積み込み用のパレットに載せられている状態で並んでいました。
一時期輸送が休止になった時はどうなる事かと思いましたが、復活して本当に
良かったです。 ( ´∀`)
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時間になるとフォークリフトがやって来て、コンテナへの積み込みを始めました。
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結構なスピードで積み込み作業が行われます。
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手際よく積み込み作業が進んで行きます。この日の財源は4台だったので、
あっという間に作業が終わりました。
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軽自動車の積み込みが終わったコンテナはすぐに扉が閉じられ、
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コキ車へ積みこまれます。
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あっという間に準備完了しました。 (゚∀゚) ハエー
この中にまさか自動車が入っているとは思えませんね^^
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積み込み作業が終わったので、本日の主役に御挨拶に行くと・・・ あれっ!?
そこにはDD50君ではなく、DE701がスタンバッていました。この日はDE701の
出番の日だったみたいですね。日中に貨物を牽くDE701の姿も中々レアなので、
これはこれで良かったかもしれません。
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お目当てだったDD506は定位置で爆睡していました。 (^_^;)
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区間貨物の出発まではまだ時間があるので、一旦3093レを撮影に港東線と
東水島駅へ向かいました。この日の担当はDE10 1188号機でした。
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東水島駅ではイルカでお馴染みのUM27A-48000のトップリフターによる積み
替えの様子も撮影出来ました。
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40fコンテナが持ち上がった姿は中々の迫力ですね^^
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そんなこんなしているうちに区間貨物の出発の時間が近づいて来たので、倉敷(タ)
に戻ると程なくしてDE701が財源を受け取りに御出勤して来ました。
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DE701は一旦構内の端まで行くと、
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転線してコンテナホームへ向かい、
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コキ車を連結して準備完了です。
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出発シーンは色々悩みましたが結局、三菱自工前のド定番で撮影して
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港東線もこれまたド定番で撮影しました。
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最後の返しの単機はド逆光ですが、三菱ケミカルのプラントをバックで
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ちょっと予定外でしたが、DE701の元気な姿が撮影出来て良かったです。
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また、いこっと。 (゚∀゚)





【おまけ】
倉敷(タ)の留置コンテナ群の中に違和感のあるコンテナが・・・
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えらくひしゃげたV19Bが置いてありました。フォークリフトから落下してしまった
のでしょうか。 (?_?)
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1月某日 仏生山駅 [ことでん]

最近は仕事も落ち着いて来たので、鉄分補給に行きまくっている今日この頃です^^

すでに半月前ですが、久々に四国に行きたくなったので、高松貨物ターミナルと共に
仏生山へ参拝!?に行って参りました。(高松貨物ターミナルの方は後日、貨物駅紹介
の方でアップする予定です。)

仏生山駅に到着し工場の方へ向かって見ると、まるで展示されているかの様に
“イイ”感じで車両達が並んでいました。 ( ´∀`)
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まずはこの御方(デカ1形様)に参拝です。久しぶりにお会いしましたが、御元気
そうでなりよりです。これで一年無病息災で行けそうな気がします。 (゚∀゚)アヒャ
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正面からも撮影してみました。何度見ても素晴らしいお顔ですね~
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デカ様のお隣には長尾線用の1215号がいました。
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せっかくなので、デカ様とのお並びも。
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全労災のラッピングが賑やかですね。
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奥の方にはことでん100周年記念ラッピング電車の“ことちゃんひやく号”が
寝ていた他、
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こんなド派手なラッピング(JA共済連 香川)の車両もいました。えらくラッピング
車の割合が増えてるようですね。
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駅に停車中の琴平線用1200形も瓦町FLAGのラッピング車でした。
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ラッピング車も楽しいですが、個人的にはこちらの標準カラーの方が落ち着いて
いて好みです。
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この元京急の並びいいですね^^
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また、この日は旧型電車が2両も撮影出来る位置にいてくれました。工場の建屋の
方には茶色一色の300号が、
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道路側には茶色とクリームの2トーンの500号が寝ていました。
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せっかくなので500号の細部も撮影させてもらいました。
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このゴチャゴチャとした連結器まわりが素敵です。
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仏生山の参拝が終わった後は、こちらも久々の高松空港に寄って見ました。
以前近くに住んでいた時は毎月の様にここを利用していたので、懐かしいです。
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早速、展望デッキに上がると駐機中のANAエアバスA320と、
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その後ろには保存機のYS-11の姿が見えました。
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実はここに来た目的はもう一機のYS-11なのですが、どこかいな~と見渡して
見ると・・・ あっ! いました!!
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こちらがもう一機のYS-11です。
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このYS-11は現在エアロラボ・インタナショナルという企業が所有する機体で、
元国土交通省航空局所有の機体(元登録番号JA8709)になります。退役後は
羽田空港で長期保管されていましたが、2014年にエアロラボ・インタナショナル
に売却され、同社で整備の上で再飛行に成功したものの、まだ整備はすべて
完了しておらず一時的にここにやって来たそうです。写真は羽田で保管中の
同機です。当時は海上保安庁の格納庫で保管されており、モノレールの車内
からも良く見えました。
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ただ、2015年にここにきてからずっとこの状態みたいなので、行く末がちょっと
心配です。貴重なYS-11なので、この先も飛び続けてもらいたいものです。
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米国籍機として登録されています。
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【おまけ】
せっかく高松空港に来たので、名物の“うどんのだし”を頂きに行ったのですが、
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見事に売切れていました。 orz
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