黒崎 三菱化学専用線

今回は鹿児島本線黒崎駅に接続している三菱化学専用線を
紹介します。

三菱化学専用線は黒崎駅と三菱化学黒崎事業所を結んでおり、
前回紹介した大牟田の三井化学へ濃硝酸を発送している他、
その他にも12ftコンテナを利用してその他化成品を全国に発送
しております。

写真は専用線の様子です。なお、専用線は工場に向けては
撮影が不可の為、黒崎駅方面を写しています。


この専用線は一日に3回スイッチャーが駅に出てくるところを
撮影出来ます。ここの専用線は駅のホームからお手軽に撮影が
出来る他、駅構外の歩道からも撮影が出来ます。

まず初めに大牟田より1152レが到着します。


この列車の牽引機は以前はED76だったのですが、今はEF81に
牽引機が変更になった模様です。


1152レ列車には濃硝酸・液化水素のタンクコンテナ積載の
コキ車の他、20ft海コン積載のコキ車が連結されています。


列車は到着するとまず三菱化学へ向かう濃硝酸コキを開放します。


残された液化塩素と海コン積載のコキ車。


しばらくすると専用線のスイッチャーが単機で登場します。


スイッチャーは濃硝酸コキを連結後、すぐに推進で工場へ向かいます。


JR機は残りの編成を連結し、北九州（タ）へ向かいます。


1154レが出発した後、今度は8094レが到着します。この列車は
福岡（タ）よりEH500に牽引されてやって来ます。こちらは12ft
コンテナが積載されています。


先程と同様に列車到着後、工場よりスイッチャーが単機で登場し、
列車を連結後、すぐに工場に向かいます。


最後に4092レに継走する編成が工場からやって来ます。こちらは
夕方の結構遅い時間の出場の為、日の長い時期以外は撮影は
難しいです。



この専用線では三菱化学物流色の2台の35tスイッチャーが使用
されています。

こちらはメインの新潟鉄工製のD353です。


こちらは予備機の日車製のD352です。



【おまけ】
黒崎駅は三菱化学関連の列車の他、西八幡の新日鉄関連の
レールチキ列車の発着も見られます。