宇部岬 セントラル硝子専用線

セントラル硝子専用線は宇部線宇部岬駅よりセントラル硝子宇部工場
までかつて伸びていた専用線で美祢線の重安駅に隣接する太平洋
セメント重安鉱業所より石灰石列車が到着しておりましたが、2009年
10月に石灰石貨物列車が廃止になりこの専用線も廃止となりました。

写真は在りし日のセントラル硝子専用線の工場構内の様子です。


DE10に牽引されて宇部岬駅に到着した列車は専用線を工場に向かい
ます。工場までは住宅街の中を通り、途中には多くの踏切がある為、
列車は係員さんが安全を確認しつつ慎重に進みます。




工場前の大きな道路を横断する前は一旦停車し、交通信号を赤に
切り替えてから進みます。
（肝心の信号が写っておりません。m(_ _)mｽﾐﾏｾﾝ）






列車が工場に着くとDE10はすぐに宇部岬へ戻って行きます。


DE10が帰った後、スイッチャーが入替を開始します。写真中央のベルト
コンベアが石灰石の取り卸し設備です。


専用線の主力スイッチャーです。Ａ－Ｂ軸配置が珍しい三菱製の35ｔ機です。


ここには予備機として日立35t機もおりました。お目目パッチリの
強烈なお顔が印象的な子でしたが、残念ながら動いているところを
見る事は出来ませんでした。


この日は工場内のヤードにホキ9500のトップナンバーがいました。





こちらは石灰石列車が出発する重安駅の様子です。ここは駅に
隣接して石灰石積み込み用のホッパーが設置されており、ホーム
から、迫力のある積み込み風景を見ることが出来ました。




宇部岬・重安は廃止前には一回しか訪問が出来ず、訪問した当日も
時間が無かった為、中途半端にしか撮影が出来なかったのが残念です。


【おまけ】
専用線が廃止になってもうすぐ3年が経とうとしており、一部踏み切り
部については線路が撤去されておりますが、専用線の多くの部分で
線路が残っており、今でも当時の様子をしのぶことが出来ます。
（注：写真には手前の踏み切り部に線路が残っていますが、現在は
撤去されております。）