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四日市 太平洋セメント四日市出荷センター専用線 [現役専用線]

太平洋セメント四日市出荷センター専用線は四日市駅から延びる
四日市臨港線の終着点と太平洋セメント四日市出荷センターを結ぶ
専用線で東藤原の太平洋セメント藤原工場よりタキ1900による
セメント列車が到着します。なお、ここが現役最後のセメント列車が
見られる専用線となってしまいました。

写真は四日市港のシンボルとも言える国内唯一の鉄道可動橋
である末広橋梁を渡るDD51牽引によるセメント列車です。
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四日市から到着したセメント列車は末広橋梁を渡った先にある
機回し線の奥に停車しすぐにDD51は切り離されます。
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切り離されたDD51はすばやく機回しを行い、一旦末広橋梁付近
まで戻り専用線からの列車を待ちます。するとすぐに出荷センター
方面からスイッチャーに引かれた返空列車が到着します。
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機回し線に返空列車が到着すると待機していたDD51に連結されて
四日市駅へ向かいます。
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その返空列車のすぐ後をスイッチャーは追いかけるようについて行き
すばやく機回しを終了させ積車に連結後、あっという間に出荷センター
に向かって列車を牽いて行きます。一連の入換作業は本当にあっと
いう間なのでのんびりとした撮影は出来ません。
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こちらは別の日に訪問した際に遭遇したホキ10000を使用していた
骨材輸送列車です。残念ながら2012年3月のダイヤ改正で廃止に
なってしまいました。入換の手順自体はセメント列車と同一です。
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こちらは終点の太平洋セメント四日市出荷センターです。
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ここで働くスイッチャー達を紹介します。

主力のDD451です。富士重工製の45t機で、以前は高崎運輸に
所属し倉賀野で働いていたそうです。
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こちらは予備機のOD451です。日車製の45t機で新製時より四日市で
活躍しているそうですが、なかなか動いているところが見られません。
ちなみに運用時はかなりの爆音を奏でますww
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このほかにも中部国際空港建設時の土砂輸送時に使用されていた
DD55219(名古屋臨海鉄道より移籍したDD13タイプ。OD451の
後ろにチラッと写っています)がいつも車庫の奥に寝ていましたが、
昨年解体されてしまった様です。(´;ω;`)ウッ…

【おまけ】
専用線の線路沿いに貨車入換時刻表が掲示されておりました。
こうやって見ると以前は多くの列車がここに到着していたんですね。
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骨材輸送が終わり少し寂しくなりましたが、ここは末広橋梁を渡る
DD51と共にいつまでも残っていて欲しい専用線です。


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