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石巻港 日本製紙石巻工場専用線 [現役専用線]

日本製紙石巻工場専用線は仙石線貨物支線の石巻港駅に隣接する
専用線で工場で生産された紙製品を運ぶコキ車が入線します。日本
製紙石巻工場は東日本大震災で被災し壊滅的な打撃を受けましたが、
現在は復興し専用線も復活しております。復活の際に工場内の線路
配置の見直し及び整理が行われている為、現在は以前の姿とは大きく
変わっています。

今回は震災以前の姿(2005年~2007年)の姿を紹介します。
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写真は専用線隣接のJR貨物の石巻港駅の様子です。石巻港駅も
被災後、復旧の際に線路の大幅な整理が行われて以前とは大きく
姿を変えているそうです。石巻港駅についてはまた別の機会に紹介
させてもらおうと思っています。
2.JPG


ここは専用線の中の様子を伺えるポイントが殆んど無い為、撮影が難しい
専用線です。写真は唯一といっても過言ではない、踏切(釜踏切)から見た
専用線の様子です。タイミングが合えば専用線のスイッチャーによる構内
入換の様子を撮影する事が出来ます。
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写真の中央の線路が貨物支線でこの線路を挟んだ右側が石巻港駅、
左側が日本製紙専用線になります。
4.JPG


写真の様に専用線内は被災前は数多くの線路が分岐していましたが、
復旧の際に線路の多くが整理されてしまった為にこれらの枝線は見られ
なくなってしまった模様です。
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釜踏切から撮影した専用線の入換えの様子です。
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10.JPG

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釜踏切の他は石巻港駅のヤードからも工場内を行き来するスイッチャー
君をかろうじて見る事が出来ます。しかしながらかなり距離がある為、
望遠レンズが無いと撮影はちょっと厳しいです。
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この専用線には3両のスイッチャーが在籍していました。

DD40A1(北陸重機?40t機)
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DD40A2(北陸重機?40t機)
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D35-2(日本車両35t機)
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D35-2のナンバーのアップ
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この3両のスイッチャーのうち、DD40A1とDD40A2は奇跡の復活を
とげて現在も現役ですが、D35-2は残念ながら廃車となっています。



今は遠くに住んでいる為、かつて住んでいた宮城への訪問がいまだ
出来ていないのですが、いつか復活した現在の専用線の姿を撮影に
訪問したいなと思っています。



【おまけ】
先に紹介した写真を見てお気づきかと思いますが、ここのスイッチャー
君の後ろには必ず控え車が連結されています。
16.JPG

妻板の形状からしてワム車の改造でしょうか??



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